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スノーピークFDチェアワイドを徹底レビュー|ロースタイル派が“食事しやすい椅子”にたどり着いた理由

こんにちは。キャンプ帰りは確実に睡魔に襲われるはんみおです。

我が家のキャンプスタイルは、基本ずっとロースタイル。

ゆったり座れて最高なんですが、ずっと気になっていた問題がひとつ…。

ロースタイル

ふつうに、飯が食いづらい。

ローチェアの座面の高さは約30cm

コーヒーを飲みながらダラっとくつろいだり、お酒を片手におつまみをつまむくらいなら最高なんですが…。

「ちゃんとご飯を食べたい」となると、どうしてもローチェアでは限界があります。

そこで登場するのが、スノーピークのFDチェアワイド

食事にちょうど良い高さで座れて、なおかつ座り心地もいい。そうなると、椅子はFDチェアワイド一択となりました。

ということで今回は、スノーピークのFDチェアワイドを実際に使ってみた正直レビューをお届けします。

設置と撤収は爆速

まずはFDチェアワイドの「設置と撤収の速さ」から。

正直、説明不要レベルで簡単です。

ボタンを外す。

パタン。

収納ケースが付属していないのですが、それが逆に出し入れの速さにつながっています。

サッと広げてサッと片づけたい人には、かなり相性の良いチェアです。

座り心地よし。長時間の食事も快適

FDチェアワイドは、クロスフレーム構造により座面の生地がピンと張られた状態をキープしてくれます。

この構造は、スノーピークのコット「ハイテンション」とほぼ同じ。

ハイテンション

つまり、
座面の生地が多少伸びても、座り心地が大きく変わりにくいのがポイント。

背もたれの角度もほどよく、背中を預けてゆったりと座れます。

ダラっとくつろぎたいときも、しっかり食事をとりたいときも、どちらもバランスよくこなしてくれるチェアです。

アームレストカバーは洗える

子供が皿からこぼしたミートパスタを、手で拾って食べる。そして、そのソースまみれの手を服、もしくはチェアのアームレストで拭く。

これ、家庭でよく見られる光景です。

ですが、安心してください。

アームレストのカバーは、ベルクロで簡単に脱着が可能です。

カバー部分だけ取り外して、手洗いできるのはかなりありがたいポイント。

一方で、座面と背もたれは洗濯不可。汚れが気になる場合は、専門クリーニングに出すのが無難かと思います。

まあ、私の場合はまずリーサンクリーナーで一回頑張りますけどね。

ちなみに、生地は火の粉には弱いので、焚き火の近くでは要注意。

しっかり穴が空きます…。気を付けましょう。

3色の展開。スタイルに合わせて選べる

FDチェアワイドは、レッド・グレー・ブラックの3色展開。

フレームの色は、グレーとブラックのみブラックフレーム仕様になっています。

その分、レッドよりもグレー・ブラックは少し割高。

さらに、ブラックの座面生地はメッシュ仕様になっていて、

  • 通気性が欲しい
  • 汚れが目立ちにくいカラーが良い

には、ブラックが特におすすめです。

いずれにせよ、自分のキャンプサイトの雰囲気に合うカラーを選ぶのがいちばん。

テントやタープとの色合わせも含めて、悩むのもまた楽しいところですね。

子供用もあるけど、正直悩ましい

実は、FDチェアワイドには子供用サイズも存在します。

とはいえ、「ずっと成長し続ける子供のために専用チェアを買うのは、ちょっと勿体ないかな…」というのが本音。

小学生くらいになってしまえば、通常サイズのFDチェアワイドにも普通に座れます。

なので我が家的には、あえて子供用を購入する必要はそこまで感じていません。

長く使う前提なら、最初から大人と同じFDチェアワイドを揃えてしまうのも全然アリです。

積載圧迫は…工夫次第

FDチェアワイドの重さは3.6kg

メッシュ仕様のブラックは3.1kgと、少しだけ軽めになっています。

問題は、車への積載。

折り畳むと「パタン」と薄くはなるものの、ローチェアと比べるとどうしても面積で場所を取る形状です。

ローチェア30

ローチェアの積載に慣れている人ほど、初めてFDチェアワイドを積むときは、きっと一度は悩むはず。

結論としては、

「積載は工夫して頑張ってください」

としか言えません。

自宅でも使えるキャンプチェア

脚のフレーム部分には、オプションのアタッチメントを装着することで、床を傷付けずに室内で使用することも可能です。

「いや、家でキャンプチェア使うことある?」

と思うかもしれませんが、もしご自宅のダイニングチェアを買い替える予定があるなら、FDチェアワイドをダイニングチェア代わりに使うという手もあります。

下手に安い椅子を買って、数年後にギシギシになって捨てるくらいなら、
修理しながら長く使えるスノーピークの椅子を導入したほうが、結果的にゴミも減るし、満足度も高いかもしれません。

ただし、テーブルの高さもかなり重要

ここまで、FDチェアワイドを「食事に最適!」と推してきましたが、実はもうひとつ大事なポイントがあります。

それがテーブルの高さ

出典:スノーピーク

FDチェアワイドの座面高さは約46cm。

それにちょうど合うテーブルの高さは約66cmと言われています。

つまり、FDチェアワイドを初めて手にしたあなたには、
「それに合わせたテーブルも必要」という追加出費がついて回ります。

こうなってくると、選択肢は2つ。

ワンアクションテーブルロング竹
  • ワンアクションテーブルロング竹を導入する
  • IGTユーザーなら、660mm脚を揃える

このどちらかのルートに、いずれ吸い込まれていく未来が見えます。

※「IGTとは?」って方はこちら↓

40cmの高さのテーブル

とはいえ、
もともとロースタイルで使っている高さ40cm前後のテーブルでも、一応ご飯を食べることはできます。

ただ、その場合は腕の位置や姿勢に少し違和感が出てきます。

なので、最初はローテーブルでやり過ごせたとしても、
最終的にはワンアクションテーブルか660脚、どちらかをお迎えすることになるでしょう。

ちなみに、4人家族でワンアクションテーブルを買うなら、ロング一択です。

間違えて通常サイズを買うと、
「あれ?ちょっと狭いかも…?」という未来が見えているのでご注意を。

まとめ:食事重視ならFDチェアワイドはかなりアリ

ロースタイルが大好きな我が家ですが、
「ちゃんとご飯を食べる」という一点に関しては、FDチェアワイドのほうが圧倒的に快適でした。

  • 設置&撤収は3秒レベルで爆速
  • クロスフレーム構造で座り心地が長く安定
  • アームレストカバーは外して洗えるので子供がいても安心
  • カラーや仕様(メッシュ)でスタイルに合わせて選べる

一方で、

  • ローチェアより積載スペースは食う
  • テーブルの高さ(約66cm)がほぼ必須条件
  • 結果的にテーブルもセットで欲しくなる沼仕様

というデメリット(?)も、正直あります。

それでも、

  • ロースタイルだと食事がしづらいと感じている人
  • 家族でゆっくり食卓を囲みたいキャンパーさん
  • IGTやワンアクションテーブルと組み合わせて「キャンプでもちゃんとダイニング」を作りたい人

には、FDチェアワイドはかなり相性の良いチェアだと思います。

買って終わりではなく、フレームや生地も修理しながら長く使えるのがスノーピークの良さ。

ローチェアだけでちょっと頑張っていたあなたは、ぜひ一度「食事用の椅子」としてFDチェアワイドを検討してみてください。