ギガパワープレートバーナーLIとフラットバーナーを比較。
こんにちは。パン屋で必ずカレーパンを選ぶはんみおです。
エクステンションIGTを手に入れてから、沼にズブズブにハマった私。
早速それに合うバーナーを購入しました。
しかも、現在販売されているフラットバーナーではなく、あえて廃盤品になったギガパワープレートバーナーLIを…。
って事で今回は、
ギガパワープレートバーナーLIと、フラットバーナーを比較した結果をレビューして参ります。
見た目の比較
プレートバーナーの見た目
シンプルなデザイン。
よく見ると、バーナーヘッドには”snowpeak”の打刻も。
プレートバーナーには取っ手がついており、IGTへの脱着が楽です。
裏面にいたっては、超メカメカしくて構造が複雑に見えます。
フラットバーナーの見た目
プレートバーナーと、大きな違いのあるゴトク。
ゴトクの隙間に三角になった部分が突起しており、対応する鍋径が23cm以下になっています。
一応、プレートバーナーにいたっても、鍋径23cm以下の推奨。
フラットバーナーの裏目は、超シンプルな構造です。
推奨するガス缶が違う
スノーピークには、銀缶のギガパワーガスイソと、金色のギガパワーガスプロイソの2種類があります。
金缶は銀缶に比べて寒さに強いですが、金額は少し高めです。
プレートバーナーのガス缶
銀色のギガパワーガスイソの使用を推奨。
倒立式と言い、缶を逆さにする事によって、ガスを液体出しの状態で燃焼させます。
ちなみに、ギガパワープレートバーナーLIの"LI"とは、Liquid(液体)Injection(注入)という意味です。
フラットバーナーのガス缶
金色のギガパワーガスプロイソの使用を推奨。
正立式と言い、気体となった状態で燃焼させます。
銀缶と金缶を使い分ける理由は、以下で説明して参ります。
火力の比較
双方どちらも、3,000kcal/hという充分な火力。
ですが、ガスの残量や外気温などにより、燃焼効率に違いがあります。
プレートバーナーの火力
倒立式は、ガスの残量や外気温に左右される影響が低く、常に安定した燃焼が可能です。
銀缶を推奨しているのは、金缶だと火力が強くなり過ぎてしまうからです。
つまり、銀缶でも充分に安定した燃焼が可能。
ですが、火力の調整に癖があり、応答性が低いです。
慣れが必要になります。
フラットバーナーの火力
火力の調整が容易で、非常に扱いやすいです。
その代わり、ガスの残量が少なくなったり、外気温が低い状況下で使用すると、火力が弱くなります。
それを補うためにも、フラットバーナーは金缶が推奨です。
燃費の比較
プレートバーナーのガス消費量254g/h。
フラットバーナーのガス消費量250g/h。
フラットバーナーの方が、燃費は良さげです。
ですが、フラットバーナーは金缶が推奨。
銀缶が推奨であるプレートバーナーに比べ、わずかに缶の金額が高いです。
「燃費をカバー出来るほど、缶の単価に差はあるのか…」
そう質問されると微妙な答えになりそうです。
いずれにせよ、残量が少なくなると火力が弱まるフラットバーナーに比べたら、燃費の比較もどこか曖昧な感じもあります。
火力が弱まって、まだ少し残っているガスを捨てるくらいなら、最後まで安定した燃焼を続けるプレートバーナーが良いような気も…。
もうこれは個人のご判断に委ねます。
使い方の比較
双方使い方に違いがあります。
プレートバーナーの使い方にいたっては、
「はい?」
ってなりました。
プレートバーナーの使い方
プレートバーナーを卓上で使用する場合
まず4箇所の脚を「カチッ」と音が鳴るまで広げます。
アームを起こして、アームについているガスの取り付け口に、ガス缶を締め込みます。
この時、しっかり締めないとガスの漏れの原因になるので注意しましょう。
クラクラしている火力調整つまみの外筒を、スライドして固定。
火力調整つまみを反時計回りに少し回す。
「シュー」っという音が聞こえる程度でオッケーです。
回しすぎると、点火の際に勢いよく炎が上がって危険です。
ホントに少し回すだけで良いです。
このボタンで、点火して完了。
点火しない場合は、調整つまみを一度締め、ガス臭さが無くなってから、不備が無いかを確認し、再度点火を行ってください。
プレートバーナーをIGTに取り付けて使用する場合
脚を広げてアームを起こす必要は無くなります。
なので、
ガスの取り付け口をアームから外して、ガスを取り付けます。
そしてガス缶を固定。
縮めて、
挟む。
以上です。
あとは、
IGTに合体して、調整つまみを固定するくだりから始めて、点火してください。
フラットバーナーの使い方
フラットバーナーを卓上で使用する場合
組み立てます。
組み立ての仕方は説明不用です。
約30秒で完了します。
ガス缶をしっかりと締め込んで、なるべくゴトクから離した位置に置きます。
プレートバーナー同様つまみを少し回し、点火ボタンを押して完了です。
フラットバーナーをIGTに取り付けて使用する場合
組み立ての際に、脚を取り付ける必要がなくなります。
ガス缶を引っ掛けれる、器具栓ホルダーを使用します。
本体に、器具栓ホルダーを差し込む。(見やすい様にあえて脚を取り付けています)
引っ掛けて完了です。
「小さいから管理する際に無くしそう!」
って方、安心してください。
フラットバーナーの収納ケースには、器具栓ホルダー専用のポケットがついています。
マジックテープ付きなので、ポケットから出る心配もありません。
とは言え、
IGT系は大概ここにガスをかけれます。
なので器具栓ホルダーはあまり活躍しません。
無くして大丈夫です。(たぶん)
メンテナンスの比較
作りや特性の違いから、メンテナンスの面倒さがそれぞれ違います。
プレートバーナーのメンテナンス
プレート上は、さっと掃除が出来て楽なのですが、プレート以外の掃除が困難…。
ゴトクは取り外せますが、バーナーヘッドは取り外す事が容易では無いため、バーナーヘッド下の隙間を綺麗に掃除するのが難しい問題が生じます。
一応、バーナーヘッドを止めているビスを外せば容易に掃除は可能です。
また、
「火力が弱くなった」「点火が出来ない」となった場合、ガスの詰まりが予想されます。
フラットバーナーに比べて、この症状は多い様です。
スノーピークに修理依頼をすれば、無償修理で直してくれる事例が多い様。(場合によっては有償修理もあり得ます)
火力や点火に違和感を感じたら修理に出した方が良いでしょう。
フラットバーナーのメンテナンス
バラバラに分解できるフラットバーナーは、簡単に隅々まで掃除が可能。
ですが、隅々まで掃除ができる分、手間がかかります。
アミアミのゴトクを綺麗にして、バーナー本体を綺麗にして、プレートを綺麗にして…。
っと、撤収時に毎回このくだりが面倒になります。
良いような悪いような…。
使ってて気づいた事
プレートバーナーを使用して気づいた事
プレートバーナーの脚の底にはクッションが付いていません。
よって卓上で使用する場合、テーブルが傷つく恐れがあります。
ほらね…。
フラットバーナーを使用して気づいた事
やはりプレートバーナーに比べて、組み立て、撤収が少し面倒。
組み立てに大した時間はかかりませんが、一度プレートバーナーの楽さを知ってしまうと、少し億劫になります。
あと、
卓上で使用すると、ガス缶がまあまあ邪魔です。
双方、IGTとコラボして100%の力を発揮
結局どちらのバーナーにいたっても、IGTと合体して使用した方が非常に使いやすい。
と言うよりも、見栄えが最高です。
恐らくバーナーを手にしたあなたは、間違いなくIGTに手を出し始める事でしょう。
次の出費に備える必要があります。
まとめ
ギガパワープレートバーナーLIのメリット
- 常に安定した火力
- 外気温に左右されにくい
- 銀缶推奨なので少し安価
- ズボラ向け
ギガパワープレートバーナーLIのデメリット
- 火力調整にクセがある
- 若干燃費が悪い
- ガスに詰まりが発生する事がある
- 掃除がしにくい
- 卓上に置いたらテーブルが傷つく
フラットバーナーのメリット
- 扱いやすい
- 燃費が良い
- 掃除がしやすい
フラットバーナーのデメリット
- 外気温に左右される
- 金缶推奨なので少し高価(銀缶も使える)
- 卓上に置いたらガス缶が邪魔
- 片付けが少し億劫
私はズボラなんで、完全にプレートバーナー向けの人間です。
さて、
プレートバーナーかフラットバーナーかを購入するかを決めたら、次はIGTに走りましょう。
とは言っても、プレートバーナーは廃盤品…。
フリマアプリで探してください。
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