軽量コンパクトでソロorデュオ向け!スノーピーク「ウィンゼル2」をレビュー
こんにちは。キャンプ用品の物欲が止まらない はんみおです。

今回は、スノーピークのコンパクトで機能性に溢れた2人用テント 「ウィンゼル2」 についてレビューしていきます。
「ミニマルに快適なテントが欲しい」
「ソロ〜デュオで使える、シンプルな幕が欲しい」
「設営が簡単なものが欲しい」
そんな人には、かなり刺さるモデルかと。
ウィンゼル2とは?

2024年に販売された2人用のテント。
フライシートと地面をつなぐロープを省いた、新仕様のドームテントです。
ロープが無い分、設営でのストレスを軽減。
また、フライシートを跳ね上げれば、前室がタープと化します。
つまり、
ソロまたはデュオキャンプであれば、このテント一つで十分。
以下で、詳しく解説していきます。
ウィンゼル2の付属品
セット内容は以下の通り。
フライシート、インナーテント、本体フレーム(×2)、前室フレーム(×1)、リペアパイプ、リペアロープ、リペアゴムロープ、オプショナルロフト、キャリーバッグ、フレームケース、ペグケース
この付属品だけでは設営ができない上に、アレンジ設営も不可能です。
ペグが無い
ジュラルミンペグという名の、軟弱ペグが付属されていません。
別途、鍛造ペグを買い揃える必要があります。
また、30cm以上の鍛造ペグが14本必要ですが、フライシートを跳ね上げた設営をするには 18本 必要。
ストレス無く設営するなら、30cmの鍛造ペグは18本用意しましょう。
ウイングポールとロープが無い

フライシートを跳ね上げる際に必要な、以下のアイテムも別途購入が必要。
- ウイングポール(210cm×1本)
- 9m以上の二又ロープ×1本
- 1.3mのシングルロープ×2本
これが無いと、ウィンゼル2の100%の能力が発揮できません。
必ず買い揃えましょう。
ウィンゼル2の設営
フロントパネルの跳ね上げ以外で、ロープを張る必要がありません。
よって、設営はかなり楽です。
1.インナールームをクロスフレームで立ち上げる
2.フライシートを被せて固定する
たったこれだけ。
ベルクロの数は多め

その分、フレームに巻き付けるベルクロの数は多いですが、ペグダウンの数が少ないので体への負担は少ないかと。
ペグダウン箇所はベルト式

ボトム部分のペグダウンはベルト式なので、後からテンション調整が可能。
これが非常に便利です。
ウィンゼル2の広さ

インナールームは、大人2人がくつろぐに十分な広さ。
ただし、高さは150cm なので、基本的にはロースタイル推奨。
立って着替えるのは難しいですが、椅子に座って過ごす分には快適です。

収納スペースとして十分な前室。
もちろん、フロントパネルを跳ね上げれば、さらに開放的になります。

とは言え、
跳ね上げた前室に2人で過ごすとなると、結構狭いです。
割と密着感があるので、パートナーとの仲良し度を見せつけるには、ちょうどいいかもしれません。
収納サイズもコンパクト

収納時のサイズは60×30×25(h)cmとコンパクト。
重量も5.1kg なので、 重たいシェルターを持って行くくらいなら、これ一つで十分に楽しめます。
通気性とメッシュの配置が良い

インナールーム4面は大型のメッシュパネル。
もちろん、フライシートの天井部にもベンチレーション完備。さらに、天井にまでメッシュ完備。
プライバシーを確保しつつ、通気性も抜群。
夏場でも快適に過ごせるでしょう。
出入りが快適

ジッパーレスドア構造。
メッシュを開放状態にしておけば、 インナールームの入り口パネルを引っ張るだけで出入り可能。

ロープの力で勝手に閉まるので、ストレスフリー。
「隙間から虫とか入らない?」と思いますが、隙間はごくわずか。
侵入する確率は極めて低いです。
「てか、そもそもジッパーレスで勝手に閉まるシステムいらんくね?」
って、思う方もいるかと思います。(私もそうだった)
使ったら分かる、むちゃ便利なやつです。
オプショナルロフト

インナールーム天井に小物が置けます。
LEDライトを置いたりするのもアリ。
「いや、別にいらねーわ」
って方は、取り付けなくてもOK。

一応、インナールーム内の片側に収納ポケットは完備されてます。
雨風に強い

「そもそも、ガイロープ無しとか大丈夫?」
って思うかもしれませんが、意外と風に強い。
ガイロープ付きのテントと、ほぼ変わらない耐久力。
ですが、
強風時に前室を跳ね上げている場合は、耐風性は劣ります。気をつけましょう。
素材と耐水性
フライシート:75Dポリエステルタフタ(耐水圧3,000mmミニマム)
インナールームボトム:耐水圧1,800mmミニマム
しっかり撥水力のある素材な上、タープ付きのテント。
雨の日でも濡れずに行動可能です。
グランドシートとインナーマットはオプション
インナールーム下に敷くグランドシートと、インナールーム内に敷くインナーマットは別売り。
しかも、この2つはセット販売。
「グランドシートだけ欲しい」 って人には、ちょっと悩ましいところ。
寒い時期は厳しい

インナールームは一部、常にメッシュ仕様な上、スカート無し。
よって、通気性が良すぎるため、肌寒い時期は厳しいです。
暖かい季節向けのテントだと考えておきましょう。
まとめ

✅ 軽量&コンパクトで設営が簡単
✅ タープ付きテントになる
✅ プライバシーを確保しつつ、抜群の通気性
✅ 出入りがスムーズ
「暖かい時期に快適なデュオ、又はソロキャンプをしたい」 という方にはベストな選択肢。
夏用テントとして、ぜひ!
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