スノーピーク エントリーやスタンダード、Pro.の違い。
こんにちは。キャンパーはラーメン好きだと勝手に思っているはんみおです。
「初めてスノーピークのテントやタープを買うとなったら、初心者向けのエントリーだよね」
うーん…。
いや、一回スタンダードとPro.を調べてから決めた方がいいですよ。
って事で今回は、スノーピークのテントやタープのグレードの違いについて、ご紹介して参ります。
設営のしやすさは関係ない
「やっぱり、スタンダードとPro.は設営が大変なんでしょ?」
いいえ、全く関係ありません。
例えば、
私が所有しているPro.幕、リビングシェルロングPro.。
設営が簡単すぎて、初めは衝撃を受けました。
なので、
初級=エントリー
中級=スタンダード
上級=Pro.
という考えは捨ててオッケーです。
スペックが違う
エントリーモデル、スタンダードモデル、Pro.。
これらの大きな違いは、スペックです。
つまり、スタンダードとPro.は過酷な環境下でも快適なキャンプが可能。
ですが、
わたしからすれば、エントリーでも十分な能力だとは思います。
ちなみに、スタンダードとPro.のスペックには大きな差がありません。
以下で詳しく解説します。
エントリー
初心者が手を出しやすい価格帯である、エントリーモデル。
ベストセラーであるテント、アメニティドームがエントリーモデルしての良い代表例でしょう。
年に数回くらいのキャンプをする方にとっては、十分なスペックです。
エントリーの素材
75Dポリエステルタフタという、軽くて丈夫な生地を採用。
生地自体が軽いため、持ち運びや設営時のストレスが低減されます。
また、
タープとなると210Dポリエステルオックスという、より厚くて頑丈な幕となります。
それでも、持った際に「重たっ!」となる感覚は無いです。
エントリーの耐水圧
テフロン撥水加工。
1,800mmミニマムという十分な撥水能力。
大雨で使用していても、浸水する事はありません。
エントリーの遮光性
遮光性に関しては、正直微妙…。
UVカット加工はされていますが、真夏の日差しは結構キツイです。
シェルターに関しては、ルーフシートが付属。
ですが、保温効果と結露の低減が目的なので、遮光性にはあまり期待ができません。
まあ、無いよりはマシですが…。
スタンダード
スノーピークを代表する、リビングシェルやランドロック。
エントリーに比べて、金額は跳ね上がります。
それ故、キャンプでの不満は生じないスペックだと言えます。
スタンダードの素材
シェルターは平均的に、150Dポリエステルオックスを採用。
HDタープ“シールド”・ヘキサとなると、さらに生地が厚い210Dポリエステルオックスを採用しています。
丈夫な生地ではありますが、シェルターに関しては重いです。
これが、グランベルクLとなると、300Dポリエステルオックスとなり、むちゃくちゃ重たいです。
まあ、とにかく丈夫ではあるんですが…。
リビングシェルやトゥーガは75Dポリエステルタフタを採用。
設営のしやすさを考慮して、軽い素材です。
スタンダードの耐水圧
テフロン撥水加工はもちろん、ルーフ部は3,000mmミニマム。
ウォール部は1,800mmミニマム。
グランベルクにいたっては、2,000mmミニマムといった、撥水能力。
1,800mmミニマムでも十分なスペックではありますが、3,000mmミニマムという高い数値は、どこか憧れを感じます。
スタンダードの遮光性
エントリーには無い、遮光ピグメント加工。
これにより、真夏の日差しを低減させ、幕内に濃い影を作ります。
デメリットを上げるとすれば、シェルター内はやはり暗い。
夏場は、メッシュなどにして外の光が差しますが、冬キャンプとなると、その暗さを体感する事になります。
あと、調べてるうちに気づいたのですが、ゼッカとグランベルクには遮光ピグメント加工がされていません。
「何故?」
っと気になった方は、以下の記事でご説明していますのでご参考に。
Pro.
初心者がほぼ目もくれないPro.。
ですが、
キャンプにハマったのであれば、ここから手を出しても良いでしょう。
今後、沼にハマった際の治療費が安く済みます。
Pro. の素材
リビングシェルロングPro.はスタンダードモデルのシェルターと同じく、150Dポリエステルオックスを採用。
タープであるヘキサエヴォPro.にいたっても、スタンダードモデル同様の210Dポリエステルオックスとなります。
テントであるランドブリーズPro.は、75Dポリエステルリップストップ。
規格外シェルターであるリゲルPro.は、75Dシリコンポリエステルリップストップ仕様です。
「いや、もうさきからタフタだのオックスだの意味がわかりません」
って方は、以下の記事へ飛んでください。
Pro. の耐水圧
スタンダードとほとんど変わらない、1,800mmミニマムと3,000mmミニマム仕様。
ただ、ランドブリーズPro.とリビングシェルロングPro.インナールームのボトム部にいたっては、脅威の10,000mmミニマム。
試してはいませんが、水の上でもしばらくは大丈夫かと…。
ちなみに、規格外シェルターである、リゲルPro.にいたっては、耐水圧が1,500mmミニマムです。
「低くない?」
って錯覚しますが、十分な能力です。
Pro. の遮光性
遮光性はもちろん抜群ですが、ランドブリーズPro.には遮光ピグメント加工がされていません。
「何故?」
っと気になった方は、以下の記事でご説明していますのでご参考に。
ちなみに、アイボリー
憧れのアイボリー幕。
キャンプサイトで映えまくります。
まあ、所有するにはそれなりの覚悟が必要ではありますが…。
アイボリーの素材
色は違えど、幕の素材はスタンダードやPro.と変わりません。
ただ、USモデルとなるアメニティドームやヴォールトなどは、難燃性の生地を採用。
難燃性とは言え、TAKIBIスペックレベルでは無いので、どっちにしろ焚き火などの火の粉には注意が必要です。
ちなみに、TAKIBIスペックについてはコチラになります↓
アイボリーの耐水圧
1,800mmミニマム。
3,000mmミニマムのスタンダードや、Pro.よりは劣りますが、十分な撥水能力です。
3,000mmミニマムが凄すぎるだけかと…。
アイボリーの遮光性
アイボリーに遮光性を求めてはいけません。
裏を返すと、幕内は最高に明るいです。
ちなみに、Pro.air
強度を維持しながら、軽さを追求したモデル。
設営が簡単な上に、過酷なフィールドで耐え抜きます。
Pro.air の素材
20Dシリコンポリエステルミニリップストップ。
生地自体は薄いですが、リップストップ生地により頑丈です。
ランドステーションMになると、75Dとなります。
Pro.air の耐水圧
耐水圧1,500mmミニマム。
はい。十分です。
Pro.air の遮光性
遮光ピグメント加工にいたっては、ランドステーションMのみです。
軽さを追求した幕なので、テントには遮光ピグメント加工は必要としないのでしょう。
まとめ
つまり、これからキャンプしまくるなら、間違い無くスタンダードとPro.を選ぶべきです。
エントリーでも十分にキャンプは楽しめますが、キャンプに行けば行くほど贅沢な欲求に駆られます。
「あの時ランドロック買っておけば…」
っと変な後悔が生まれる前に、さっさと購入してしまいましょう。
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