コットン生地のメリット、デメリット。
こんにちは。ついつい爪を切りすぎてしまうはんみおです。
「コットン生地のテントが欲しい!だけど色々とめんどくさそう…」
そんな方も多いかと。
テントを手にする前に、コットン生地の特性は知っておきたいところです。
って事で今回は、
ポリエステル生地と比較した、コットン生地のメリットやデメリットについて、ご紹介して参ります。
そもそもコットン生地とは

コットン生地は、綿(めん)を原料とした天然素材の布地。
見栄えや心地よさ、機能性にも優れています。
ですが、それ故にデメリットも…。
以下で詳しくご紹介して参ります。
遮光性良し
コットン生地は、繊維がしっかり詰まっているため、光を通しにくいのが特徴。
よって、
日差しが強い夏場でも、テント内は比較的涼しく保てます。
ポリエステル生地と比べても、遮光性は高いでしょう。
裏を返すと、幕内は暗いです。
幕内に光を取り入れるとなれば、メッシュの解放や、パネルの跳ね上げなどが必要。

もちろん、生地自体の色が白に近いのであれば、明るさに関しては特に問題は無いでしょう。
通気性良し

コットン生地は通気性に優れている為、湿気を逃がしやすいです。
夏場でもムレにくく、快適な空間を作れます。
対して、
ポリエステル生地は通気性が低く、特に湿度が高い時期には内部が蒸し暑くなりがちです。
ただ、通気性が良いという事は、風通しが良過ぎるという事もあるので、肌寒い季節には防寒対策は必須になるでしょう。
難燃性が良い

ポリエステル生地に比べて、燃えにくい性質。
つまり、焚き火との相性が良いです。
なるべくテント近くで焚き火をしたいキャンパーは、コットン生地が向いているでしょう。
撥水力は無い
コットン生地はもともと撥水性は高くありません。
ですが、最近のテントでは防水加工が施されている物も多く、ある程度の雨であれば問題は無いです。
とは言え、
豪雨には弱く、長時間の雨天では浸水のリスクがあります。
撥水スプレーを定期的に使用したり、雨の日にはタープを併用したりと工夫次第で防水対策も可能。
ですが、
雨が降ると分かっている以上、コットン生地のテントを張るのは控えた方が良いでしょう。
重さ
ポリエステル生地と比べると重いです。
特に、ファミリー向けの大型テントになると、さらにその重さは増すでしょう。
また、水分を含むととんでもない重さになります。
持ち運びが苦行です。
乾燥の手間
コットン生地は湿気を吸収する上に、通気性も良いため、結露が発生しにくいです。
その反面、
雨などで濡れると、乾燥には時間がかかります。
ポリエステル生地なら、サッと拭くだけで乾きますが、雨に濡れたコットン生地の乾燥作業は、より手間がかかるでしょう。
いずれにせよ、雨の日には向いていないテントです。
ポリコットン(TC)もあり

ポリコットン(TC)は、コットンとポリエステルを混合した生地。
コットンの自然な風合いと、ポリエステルの軽さと乾きやすさを両立しています。
ただし、純粋なコットン生地と比べると、遮光性や通気性は若干劣ります。
ですが、
今となっては、その機能性の良さからコットン生地より、ポリコットン(TC)が主流と言えるでしょう。
我が家もポリコットン(TC)生地の幕を所有していますが、冬限定です。

防寒対策をしっかりとする必要はありますが、冬に発生しやすい結露はかなり抑えれます。
よって、意外にも撤収後の乾燥作業に手間が掛かりません。
まとめ
コットン生地とポリコットン(TC)生地のメリットは、ポリエステル生地に比べて、
・遮光性が良い
・通気性が良い
・結露しにくい
・燃えにくい
デメリットは、ポリエステル生地に比べて、
・大雨に弱い
・冬は寒い
・乾燥しにくい
・重い
・幕内が暗い(幕の色による)
と、ポリエステル生地に比べ、全く過ごしやすさが違います。
シーンや状況によって、是非ポリコットン(TC)素材のテントを使ってみては?
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません