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強風でのテントやシェルターの設営・撤収方法

2024年3月5日

こんにちは。筋トレを始めるも20代頃のように筋肉がなかなかつかないはんみおです。

キャンプ場に着いたら超風が強い…。

何回もキャンプをしていれば、いつかは訪れる試練です。

ワンポールタイプのテントは、設営上そんなに苦しい思いはしませんが(油断は禁物)、ツールームシェルターなどのフレームを通すタイプは、かなり過酷な設営を強いられます。

下手したらテントが吹き飛んだり、フレームが破損することも…。

ってことで今回は、
強風時での、ドーム型のテントやシェルターの設営・撤収方法についてレビューして参ります。

諦める勇気

大前提ですが、強風時の設営はリスクしか無いです。

風が弱まるまで設営をしない事が、100%安全です。

「いや、いつ風がおさまるかわからんし…」

全くその通り。

「強風時でも設営したい!」

って方は、自己責任で以下を読み進めてください。

ちなみに、タープを張るのは絶対に諦めましょう。

風速5mで危険。風速7m以上で吹き飛ぶと思っておいた方が良いでしょう。

ペグの選定

強風時でのペグ選びは超大事です。

20cm以下の長さのペグでは、強風に耐えきれません。

ボトム部を抑えるペグは必ず30cm以上の強靭なペグを選定しましょう。

ガイロープに使用するペグは30cm、場合によっては40cm以上を選んだ方が安心です。

「40cmは大袈裟じゃない?」

いや、そんな事もないです。

問題は、地面の固さなんです。

ペグを足で踏んでも簡単に刺さるような地面だと、30cmペグでも全く頼りがないです。

強風によるガイロープにかかる力は半端ないので、 40cmペグは持っていても損は無いでしょう。

むしろ、ヒーヒー言いながら打ち込むくらいの地面の固さの方が安全です。(抜く時大変だけど…)

設営前に気持ちの整理

これ、馬鹿にできないです。

いざ設営!

って時に、
気持ちが落ち着いていないと、不測の事態が生じたらテンパります。

テンパったら事態が悪化します。

精神統一中に、
「あいつ何してんだ?」

って思われるかもしれません。

それすら気にしないくらいの、精神を整えてからテントやシェルターを広げてください。

強風での設営方法

強風での設営で重要なのは、

風向きの確認
風上を制する
ペグの角度

です。

これを意識しながら設営を行いましょう。

また、1人での設営はリスクを高めるだけなので、必ず2人以上で設営をしてください。

以下で詳しく説明していきます。

風向きの確認

まず、どっち向きに風が吹いているのかを確認しましょう。

テントやシェルターの側面つまり、

こっち向きの風に対しては、基本弱いです。

なので極力、

こっち向きが風上になる様に設営を行いましょう。

「いや、区画の広さの問題上きついです」

はい、その場合は諦めて側面から風を受けるしかないです。

また、
風上を入り口にしてしまうと、風が幕内に吹き込んでしまい、耐久性が大幅に低下します。

入り口は、風上以外に設定しましょう。

ちなみに、正方形型のテントやシェルターは、4面どちらも同じ形であれば特に気にする必要はないかと…。

スノーピークのメッシュシェルターの場合は…、

「ガイロープの角度と左右に抜ける風を考えると、こちら側が風に強いと思います」

という、スノーピークのスタッフさんからの回答でした。

あくまで「思います」なので、強風に負けても、スノーピークのスタッフさんとわたしを責めないでください。

風上を制しながら設営

幕を広げる際、1人が幕の上に乗って押さえている間に、もう1人は、風上側のボトム部を仮でペグダウンしましょう。

仮でペグダウンしないと、全く設営が上手くいきません。

そしてスリーブにフレームを通して幕を立ち上げます。

ここで、立ち上げた瞬間に強風で幕が煽られて、フレームが破損する問題が生じます。

この時、1人は風上側から風に反抗するようにフレームを引っ張ってください。

風下側からフレームを押すように支えると、フレームが破損します。

もう1人はその間に、風上側のガイロープから先にペグダウンを済ませていきましょう。

フレームを通す→ペグダウン→フレームを通す→ペグダウン

と、フレームを通す度にペグダウンが出来る箇所は風上側優先に、ガイロープ優先でペグダウンを行いましょう。

仮でペグダウンした箇所も、必要に応じて打ち直せば完成です。

ペグの打ち込み方

ペグの角度はロープと地面に対して、大体この角度を意識しましょう。

耐久性が全く違います。

それでも心配な方は、

この様に、一つのペグに対しての力を分散することも可能です。

ちなみに、

このクロス打ちもありますが、先程紹介した打ち方より耐久性は低いです。

福善さんが立証済みです。

打刀を使用しての検証結果ですが、鍛造ペグでも同じ事が言えるかと…。

強風での撤収方法

撤収に取りかかる前に精神統一しましょう。

いや、これまじで超大事ですからね。

では、撤収方法についてご紹介していきます。

1番の理想は、ペグを抜かずにフレームを外す事です。

可能な限り、この状況に持っていきましょう。

ですが、ペグを抜いたりガイロープを緩めないと、外せないフレームはあるはずです。

ペグを抜く→フレームを外す→ペグを抜く→フレームを外す

を意識します。

この時も風上側のペグを先に抜いたり、ガイロープのテンションを緩めるのはNGです。

必ず2人で風下側から撤収作業を行い、風上側のガイロープを緩める際は、設営時と同じく、1人は風上側から風に反抗するようにフレームを引っ張りましょう。

全てのフレームを抜き終わったら、設営前と同じ状況で、風上側のボトム部のペグは刺さしたままにして、幕を畳んでいきます。

畳みながら、必要に応じてペグを抜いていく感覚です。

上手にいけば、まるで強風の中で畳んだとは思えない仕上がりに自己満足するかと思います。

まとめ

  • ペグの選定
  • 2人以上で行う
  • 精神統一
  • 風を読む
  • 風上を制する
  • ペグを上手に打ち込む
  • 撤収は設営のほぼ逆パターン

どうでしょう。

読んでて何となくイメージが出来たかと…。

所有しているテントやシェルターによっては、今のやり方でも上手くいかない可能性はあります。

精神統一した結果、
「あ、無理かも…」

と感じたら素直に諦めましょう。

もし挑戦した結果、フレームが曲がったり、幕が損傷しても自分やパートナーを責めないでください。

失敗する経験は非常に大事です。

ちなみに私は、タープを燃やしたりシェルターのフレーム曲げたりと、色々やらかしてます。