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【比較レビュー】スノーピーク ローチェア30は本当に買い?スゴイッスとの違いと後悔しない選び方

2025年11月30日

こんにちは。感情の起伏がほぼ一定のはんみおです。

ついに念願のイス、スノーピークのローチェア30を購入。

「スゴイッス持ってるのに、なんでローチェア30を買い足したの?」

と、自分でも思わなくもないのですが、実際に使ってみるとそれぞれにハッキリとした違いがありました。

ということで今回は、

  • なぜローチェア30を買い足したのか
  • スゴイッスと比べてどうなのか
  • ローチェア30の座り心地や注意点、オプション

このあたりを、実体験ベースでレビューしていきます。

ロースタイルキャンプ用のイス選びで悩んでいる方の参考になれば、うれしいです。

洗練されたイス。ローチェア30

ローチェア30は、1mm設計がずれたら成立しない、座り心地と収納性のバランスが絶妙なチェア。

計算し尽くされたフレームの角度や、アームレストに使われた自然素材の竹。

この組み合わせが、座る人のリラックス度を一気に引き上げてくれます。

ローチェア30の“30”という数字は、地面から座面までの高さ(約30cm)のこと。

ロースタイルキャンプにちょうどいい絶妙な高さ。

一度座ると、「立ち上がりたくない」と本気で思ってしまうイスです。

スノーピークの店頭で展示品に座ったとき、率直にそう感じました。

あの感覚が忘れられず、ずっと心の片隅にローチェア30の存在が居座り続け…ついに購入。

嫁さんも座った瞬間、「やばい、私も欲しくなってきた」

と高評価。

結果的に、色違いでもう1脚、嫁さん用にローチェア30を追加購入しました。(さらにその後、もう一脚購入してます)

夫婦でローチェア30を並べて座ると、ちょっとした特等席感があって最高です。

スゴイッスと比べてみた

我が家には、DODの人気チェア、スゴイッスもありました。(売りました)

名前の通り「すごいイス」なのは間違いなかったのですが、使い続けるうちに、ちょっとしたストレスも見えてきました。

ここからは、スゴイッスとローチェア30を項目ごとに比べていきます。

組み立て

キャンプ場についてからのスゴイッスの組み立てが、若干億劫。

収納ケースから取り出して、約1分で組み立ては完了しますが、その1分ですら我慢できない私。

ローチェア30の場合。

収納から取り出して…、

「バッ!」

で、完了。

無論、さっさと座れます。

重さと安定感

数字上の重さは、

  • スゴイッス:約2.3kg
  • ローチェア30:約3.6kg

一見すると「そこまで差は無いかな?」と思うのですが、実際に持ってみると、ローチェア30はまあまあ重いです。

ただ、この重さがけっこう重要。

どちらもフレームはアルミニウム合金ですが、ローチェア30の方がフレームが太く、見た目からしてガッシリしています。

イス自体の安定感や安心感は、ローチェア30の方がワンランク上という印象です。

スゴイッスの耐荷重は100kgと公表されています。

ローチェア30は耐荷重の数字が明記されていないものの、実際に使っている感覚では、

「100kg以上は余裕で耐えられるんじゃないかな…」

と思うほどの安心感があります。

そして、軽さはメリットでもありデメリットでもあります。

スゴイッスは軽くて持ち運びが楽な反面、強風が吹くとイスごと飛びます。

実際に、スゴイッスが風で飛ばされ、そのまま燃え盛る焚き火台にダイブしたことがありました。

その結果、シートにはしっかりと焼け跡が…。

スゴイッスの難燃性が試された瞬間でもありましたが、同時に

「キャンプ用のイスには、ある程度の重さも必要だな…」

と痛感した出来事でした。

ちなみに、ローチェア30の生地は難燃性ではないので、焚き火の近くで使用する際は火の粉に要注意です。

どちらのチェアにせよ、焚き火とイスの距離感は大事です。

収納ケースの使い勝手

持ち運びや収納のしやすさだけで言うと、スゴイッスの方が圧勝です。

ローチェア30の収納サイズは、16×18×101(h)cm

そこまで巨大ではないものの、スゴイッスの「小さくて軽い収納」に慣れてしまうと、ローチェア30の長さと重さは、正直ちょっとだけ億劫になります。

ただし、ローチェア30の収納ケースも良いところがあります。

  • 汚れがつきにくい素材
  • 本体のカラーに合わせたデザイン

色違いのローチェア30を2脚持っていても、収納ケースを見れば中身のカラーが一目で分かるのは地味に便利。

撤収時や自宅収納のときに、これが意外と役立ちます。

座りながらの作業

スゴイッスは、体を包み込むタイプのチェアです。

座ると自然と体がもたれかかる体勢になり、リラックス度はかなり高め。
ただ、逆に言うと、

  • テーブルに近づいて作業したい
  • ちょっと前傾になって焚き火をいじりたい

といったときに、体を起こすのが少し面倒です。

「一度座ったら立ち上がりたくない」

という声が多いのは、座り心地の良さだけでなく、前傾姿勢をとるのがちょっと面倒という裏の理由も含まれている気がします。

その点、ローチェア30は体がイスに沈み込みすぎないので、座ったままでも前傾姿勢が取りやすいです。

  • ご飯の配膳
  • 焚き火の火加減を見る
  • 子どもの様子を見ながら手元作業をする

こういった「ちょこちょこ動きたいキャンプスタイル」には、ローチェア30がかなり相性が良いと感じました。

座り心地

「ローチェア30に座ったら立ち上がりたくない」

その理由は、単純に座り心地がめちゃくちゃ良いからです。

スゴイッスに初めて座ったときは、

「座り心地、神じゃん」と素直に思いました。

ただ、それでもローチェア30に座った時の感覚は、また別物。

スゴイッスのように体全体を包み込む感じではなく、ポリエステル製のシートと竹集成材の肘掛けが絶妙にバランスしていて、楽に座れるのに、姿勢も保ちやすいという不思議な感覚を味わえます。

これだけシンプルな構造なのに、ここまでの座り心地を実現しているのは、もはや設計の奇跡としか言いようがありません。

ちなみに、腰の曲がった嫁さんの祖母にも座ってもらったところ、かなり座り心地が良さそうでした。

腰に不安がある方や、ご年配の方がいるキャンプでは、ローチェア30を選んでおくと安心感が違うでしょう。

破損した場合の保証について

イスは長く使う道具なので、保証内容も大事なポイント。

DODのスゴイッスには「一年間保証」がありますが、スノーピークは全製品「永久保証」。

この差は、個人的にはかなり大きいと感じています。

もちろん、
どちらのメーカーも、使用者側の過失(傷つけた、燃やした、落とした、通常と異なる使い方をした 等)と判断されれば、有償修理となる点は共通です。

DODの場合は、公式サイトでフレーム・シート・収納ケースなどがバラ売りされているので、仮に壊してしまっても、イス本体ごと買い替える必要はありません。

スノーピークの場合は、基本的に部品単位での販売はしていません。

修理が必要になった場合は、

  • 自分でスノーピークに送る
  • スノーピーク提携店などを通して修理依頼をする

といった流れになります。

それでも、「長く使えるイス」という意味では、永久保証がついているローチェア30の安心感はかなり大きいです。

汚れた場合のケア

イスを外で使っていると、どうしても避けられないのが汚れ問題

  • スゴイッス:洗濯不可
  • ローチェア30:洗濯している方もいるが、あまりキレイに落ちない&劣化リスクあり

という状況なので、どちらもガシガシ洗うのはあまりおすすめできません。

色落ちやシートの質感低下も心配なので、プロのクリーニング屋さんに相談するのが安心でしょう。

とはいえ、
私の場合、汚したらワンチャン頑張ります↓

これを使えば、大体の汚れはきれいに落ちます。

ローチェア30の注意点

ローチェア30にも、ちょっとした注意ポイントがあります。

それが、脚の黒い付け根パーツです。

足元の黒い部分は、何かの拍子で外れてしまうことがあります。

普段の使用で勝手にポロンと外れることはほぼありませんが、

  • 地面が凍結している冬キャンプ
  • 硬い地面でガツンとぶつけたとき

こういった状況だと、外れやすくなる印象です。

外れたからといってすぐに座れなくなるわけではありませんが、どこかに落として無くしてしまうと、ちょっとイヤな気分になります。

この黒いパーツ自体は、スノーピークで取り寄せが可能ですが、

「問い合わせて → 取り寄せて → 交換して…」

という流れが正直面倒なので、外れたときは早めに回収しておきましょう。

ローチェア30にはオプションいろいろ

ローチェア30には、快適性を底上げしてくれる純正オプションがいくつかあります。

ローチェアクッションプラス

出典:スノーピーク

まずは、首元の負担を軽減してくれるローチェアクッション プラス

これを付けると、頭や首の支えがぐっと楽になり、本格的に「長い眠り」へと誘われます。

  • お昼寝用のイスが欲しい
  • 焚き火を眺めながら、うとうとしたい

という方には、かなり相性の良いオプションです。

ドリンクホルダー(カップホルダー)

「それはいいんだけど、ドリンクホルダーなくない?」

はい、標準では付いていません。

ですが、こちらもオプションでカップホルダーがあります。

マグカップなどの置き場が欲しい方は、合わせて検討すると便利です。

自宅でも使用可能なローチェア30

ラグの上で使用しないと、フローリングを傷つけてしまいそうな脚。

ですが、安心して下さい。

オプションで保護カバーがあります。

自宅でも極上の座り心地をお楽しみください。

まとめ:とにかくロースタイルには最強のローチェア30

持ち運びや収納に関しては、やはりスゴイッスに軍配が上がります。

ですが、ローチェア30に関しては座り心地、座りながらの作業、組み立て撤収の時間、しっかりとした作りの上に永久保証

これらに関しては、スゴイッスを上回っているのは間違いないです。

スゴイッスも非常に良いイスではありますが、長い目で見ればローチェア30を選定した方が間違いなく良いでしょう。

「スゴイッスについてもっと知りたい!」って方は、レビューしてますのでご参考に↓

また、スノーピークのローチェアには、ショートタイプもあります。

ローチェア30と比較していますので、ぜひご参考に↓