後悔を聞いた事が無い。スノーピークのツールームシェルター、ランドロックをレビュー。
こんにちは。インナールームのポケットに物を入れたまま、撤収作業を行ってしまうはんみおです。

「いつかはランドロック」
そんな夢を抱くファミリーキャンパーさん、多いはず。
わたしも、ツールームシェルター選びでランドロックを候補にしていました。
結果、リビングシェルロングPro.を購入してしまいましたが、子供が大きくなることを考えると、ランドロックの方が長く使えたかもしれません。(その頃には、ついて来るかわかりませんが…)
って事で今回は、
スノーピークのシェルター、ランドロックについてレビューして参ります。
ランドロックとは?ファミリーキャンプの最強ツールームシェルター

スノーピークのツールームシェルターと言えば、やっぱりランドロック。
これひとつで、ファミリーキャンパーの快適キャンプがほぼ完成します。
広い空間に悪天候に対する強さ、通気性には申し分がありません。
つまり、ファミリーキャンパーは買って後悔無いでしょう。
その理由を、以下で詳しく解説して参ります。
ランドロックの広さ|5人家族でも快適な空間

幕内空間は快適そのもの。
4〜5人家族でも広々と過ごせます。

ただ、
インナールームを設置した状態で、フルクローズのおこもりスタイルにすると、5人では少し狭いかと…。
荷物を置く量にもよりますが、インナールームでも子供が遊べる環境があっても良いでしょう。
もちろん、インナールームは取り外しが可能なので、寝室は別で設営するのもアリ。
無論、ランドロック内は広すぎる空間に変わります。
ランドロックのインナールーム|吊り下げ式で天井も高い

サイズ感・大人4人子供込み5人向き
吊り下げ式のインナールーム。
大人4人、または子供を含めた5人家族なら、ちょうど良い広さ。
高さも190cmあるので、着替えも非常に楽です。
ですが、
裏を返すと、子供を含めた4人家族には広すぎます。
その際は、
リビングで使わない収納ボックスなどをデッドスペースに配置し、空間を有効活用しましょう。
照明・収納ポケットの便利ポイント

LEDなどの照明も、ちょうど良いポイントにかけられます

何気に便利な収納ケースも、両端に完備。

インナールームのメッシュは前後に完備されていますが、両サイドはメッシュになりません。
ですが、開放は可能です。
電源コードも引き込める工夫

あと、インナールームに小さなジッパーが。
このジッパーにより、インナールーム内に電源コードが引っ張れます。
普通に便利。
ランドロックの付属品と注意点
本体、インナールーム、Aフレーム(×2)、Cフレーム(×2)、センターフレーム(×1)、リッジポール(×1)、ジュラルミンペグ(21cm×27)、自在付ロープ(3.5m×6、2.5m×4、1.5m×2)、シームグリップ剤、キャリーバッグ、フレームキャリーバッグ、ペグケース、コンプレッションベルト(×2)
※コンプレッションベルトは収納時に本体幕を抑えるベルトです。
といった付属品内容。
あとペグハンマーさえ購入すれば、すぐにキャンプに行けます。
ジュラルミンペグの弱点と対策

とは言え、付属品のペグは超軟弱。
地面が固かった瞬間、ペグも心も折れます。
頑丈な鍛造ペグを27本揃えておきましょう。
シームグリップ剤の使い方
製造の都合などにより、ドアパネルや窓のファスナー部分、テープを縫いつけた部分など、シームテープが施せない部分があります。
よって、長時間の大雨や横なぐりの雨の時、縫い目から雨水が侵入することも。(ほぼ無いけど)
付属のシームグリップ剤で、あらかじめ縫い目にそって表と裏からシームグリップ剤を塗布しましょう。
ランドロックのスペック性能まとめ
季節問わず、年中通して快適に過ごせるスペック。
多少の悪天候でも、
「ランドロックだから大丈夫」
となるでしょう。
遮光性|真夏でも快適に

遮光ピグメントにより、真夏のえげつない日差しを抑えます。
この加工がされてるだけで、夏場の快適さが格段に上がります。
通気性|6箇所メッシュ&ベンチレーション

大型のメッシュが前後左右合わせて6箇所。
もちろん、
開放したパネルは、トグルでしっかりまとめられます。(写真ではまとめてませんが…)

また、ベンチレーションも左右のサイドドアの上に完備。
換気も風通しも十分です。
耐水圧|ルーフ3000mmで安心

ルーフ部は、耐水圧が3,000mmミニマム。
ウォール部とインナールームのボトム部は1,800mmミニマムです。
十分な撥水能力なので、まずもって浸水などの問題は起きないでしょう。
耐久性|太いフレームとセーフティーリング

最強のフレームワーク。
フレームも太く、強風を耐え抜きます。
本体の生地に関しても、メッシュパネル裏とスカート部分以外は、150Dポリエステルオックスという丈夫なつくりです。
「いや、さきから遮光ピグメントやらポリエステルオックスやら意味が分かりません」
って方は、以下の記事をご参考にしてください。
また、
幕内には、セーフティーリングも完備。
クロス状にロープを張ることにより、側面からの強風に対して安全性を保ちます。
とは言え、撤収が出来ない状況下での緊急対策です。
事前に風速は調べておきましょう。
ランドロックのオプション
ランドロックだけでも、¥200,000オーバー。
さらにオプション品を買い揃えたら、¥300,000近くになります。
確かにオプション品は便利ではありますが、必要かどうかは、一度キャンプをしてから判断した方が良いでしょう。
シールドルーフ|遮光と結露対策

もともと、本体幕には遮光ピグメント加工がなされていますが、このシールドルーフを活用することにより、さらに遮光性を高めれます。
冬キャンプでも、天井の結露を抑えれるので割と活躍するでしょう。
ただ、
遮光性が抜群な故に、幕内は必然的に暗くなります。
暖かい時期はメッシュにして外の光を取り入れれるので問題は無いのですが、寒い時期にその暗さを痛感するでしょう。
グランドシートはあったらラク
インナールームの底を守るシート。
地表からの冷気も抑えます。
ですが、ブルーシートでも代用が可能な物。
ブルーシートをインナールームのサイズに合わせて、折りたたむストレスを感じないのであれば、特に購入する必要は無いかと。
インナーマットは…
地面の凹凸や冷気を抑えるマット。
インナールームにピッタリサイズで良いのですが、大人はこれ一枚で寝ると腰をやります。
エアーマットか、コットの設置が推奨です。
となると、インナーマットは必要なのか…。
その判断は以下の記事を読んで、ご判断してください。
アップライトポールセットも…

フロントパネルを跳ね上げる際に使用するポール。
あったらあったで便利。
ただこれも、ウイングポールでいくらでも代用ができる製品。
のちにタープなどを買い揃えたあなたは、必要なくなる可能性があります。
ランドロックの設営は慣れれば簡単
慣れたら大したことではありませんが、設営には少し気合いが必要。
初めて設営する方は、1時間半ほど見たほうが良いです。
わたしも設営した事がありますが、慣れればガイロープのペグダウン完了まで、1時間はかからないかと。
まあ、
風が強かったり、地面が固いなどのイレギュラーが発生しなければの話ですが…。
設営が完了してしまえば、
快適なランドロックの空間が、あなたを癒してくれるでしょう。
ランドロックの重さと積載問題
24.5kg。
まあまあな重量…。
フレームの太さや幕の厚さを考えると、しょうがないです。
ただし、
フレームと幕が別々だから、持ち運びは少しラク。
それでも幕本体は重いですが…。
積載は圧迫
前述した通り、収納ケースは2つです。
まあまあなサイズ感なので、積載の際に困難を極める可能性があります。
今のキャンプで、すでに積載がギリギリな方は、何かを諦める必要があるでしょう。
ランドロックでの冬キャンプはどうか

全面スカート付きなので寒気が入りにくく、冬キャンプも快適です。
とは言え、
氷点下の環境では、広い幕内を温めるのに相当なパワーが必要。
−10℃以下になると、ストーブ1台では間違いなく力不足。
そのため、石油ストーブを複数台使用するか、ホットカーペットとの併用を検討する必要があります。
また、冬キャンプだけのためにストーブを複数買うのは、しんどい上にさらに積載を圧迫。
ファミリーキャンパーはハイエースサイズの車、又は車を2台体制で挑むことになります。
まあ、冬キャンプをしない方には問題の無い話ですが…。
ランドロックのアイボリーモデル|お洒落だけど注意点も
ランドロックにはアイボリーカラーもあり。
通常のランドロックより若干金額は上がりますが、キャンプサイトで映えまくりです。
ただ、アイボリー故のデメリットは存在します。
【まとめ】ランドロックはファミリーにおすすめ!

最強でカッコいいツールームシェルター、ランドロック。
- 年に何度もキャンプするファミリー
- 広々空間で快適に過ごしたい方
- 悪天候も乗り越えたい方
年に何回もファミリーキャンプをするのであれば、間違いなくおすすめ。
これ一つで、
広々とした空間で、快適にキャンプを楽しめる事でしょう。
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