−20℃でも大丈夫!冬のファミリーキャンプ装備と寝る時の寒さ対策まとめ
こんにちは。「サンマの食べ方が綺麗」と言われるはんみおです。
「−20℃でも大丈夫な、冬のファミリーキャンプの備えが知りたいです!」
おまかせください。
ただ、
色々と買い揃える前に、冬キャンプのデメリットは知っておいてください↓
−20℃でも耐えられる寒さ対策(ストーブ・暖房編)

とにかく、冬キャンプは寒さを耐えしのぐのが大前提です。
とくに−20℃近くまで冷え込むエリアでのファミリーキャンプは、「なんとか凌ぐ」レベルではなく、しっかり準備して快適に過ごせるかがポイント。
石油ストーブまたは薪ストーブを所有していない方は、まずストーブを買いましょう。
ファミリーキャンプとなると、冬に使用する幕は大型のテントやシェルターになります。
このサイズ感になると、ストーブ1台だけでは、冷気にまったく太刀打ちできません。
我が家はスノーピークのリビングシェルロングProを冬キャンプ用に使用していますが、ストーブ2台でようやく快適というレベルです。
ちなみに、ストーブを2台置いただけでは天井付近に熱がたまりがちなので、サーキュレーターやファンの設置は必須。
あと、一酸化炭素チェッカーも忘れずに持参しましょう。
寝る時は最強の備えを

基本、寝るときは灯油ストーブや薪ストーブは消した状態で就寝します。
その後は、容赦なく寒気が幕内の温度を下げに来ます。
外気温が−20℃近いと、テント内もあっという間に冷蔵庫状態です。
つまり、就寝時は永遠の眠りにつかないようにするための備えが必要です。
以下、我が家の経験から「これがあると安心」という備えをまとめました。
ポータブル電源(なければ電源サイトを借りる)

大前提として、電源が無いと一気に難易度が上がります。
暖房・電気毛布・充電など、冬キャンプはとにかく電力を使います。
ここは遠慮せず、ガッツリと文明に頼りましょう。
- AC電源付きサイトを借りる
- もしくは大容量のポータブル電源を用意する
このどちらかは、−20℃帯のファミリー冬キャンプではほぼ必須装備だと思っています。
湯たんぽ

湯たんぽは、あるのとないのとでは体感温度がまったく違います。
というより、
「冬キャンプで湯たんぽ無し」は、かなりのチャレンジです…。
金額も安価なので、ぜひ1人1個のつもりで用意しておきましょう。
ただ、お湯を沸かす手間が発生します。
なので、やかんやなべ、ガスコンロなどは必須です。
忘れずに持参しましょう。
電気毛布
もちろん、湯たんぽは就寝から起床までずっと温かいとは限りません。
我が家はプラスチック製の湯たんぽを使用していますが、だいたい午前3〜4時くらいには冷めてしまうことが多いです。
その「冷えてきたな…」の繋ぎとなるのが電気毛布。

「さむっ」
と感じたら、準備しておいた電気毛布の電源を入れるだけ。布団の中から指一本で暖かさをブーストできるのが最高です。
電気毛布は「かける」よりも、「敷く」ように使うとかなり温かいです。
下からじんわり温めてくれるので、無論、快眠コース。
もちろん、ここでも電源の確保が大前提です。
容量の小さいポータブル電源だと、家族4人分の電気毛布をフルで動かすのは難しいです。
4人家族の我が家は、JOYZIS BR1000のポータブル電源で、大きめの電気毛布を2枚(2人で1枚)使用しています。
この使い方で、だいたい6時間の連続使用が可能です。
エアーマット又は銀マット

地面からの冷気は、想像以上に体温を奪っていきます。
とにかく地面からの冷気を遮断しましょう。
- エアーマット+銀マットのダブル使い
- スノーピークのインナーマット系+エアーマット
など、組み合わせは色々ありますが、電気毛布があるなら我が家はエアーマットだけで十分でした。
銀マットはとにかく積載でかさばるので、車のサイズと相談です。
−20℃で寝る時の最強の備え(電気毛布・湯たんぽ・マット)

問題の寝袋ですが、実は我が家は寝袋自体は2つしか使用していません。(しかも広げて「掛け布団」みたいに使うスタイル)
「どんだけいい寝袋なん!?」
と思われるかもしれませんが、
使用している寝袋は、Colemanの快適温度がよく分からない、かなり昔のモデルです。

そこに、縦長のボックス+圧縮袋を活用して、毛布を大量に詰め込んで運搬&使用しています。
- 電気毛布
- 古い寝袋(掛け布団化)
- 圧縮して持ってきた毛布たち
この組み合わせで、今も無事に生きています。
「NANGAの寝袋欲しいなあ」
と過去には本気で思っていましたが、このスタイルに落ち着いてからは、正直「もういらないかも」となりました。
今となっては、
謎のColemanの寝袋を卒業し、スノーピークの夏用寝袋SSシングルを使用してます。
セラミックヒーターは…

冬キャンプでのセラミックヒーターの使用は正直、微妙です。
スノーピークのアメニティドームMで試してみましたが、
- 消費電力がえげつない
- ポータブル電源が秒殺される
- 可動音も意外とうるさい
と、なかなかの三重苦。
ただ電気を食っているだけ…という印象でした。
AC電源サイトならまだしも、ポータブル電源前提なら優先度はかなり低い暖房器具だと感じています。
スカートなしテントで冬キャンプはできる?雪でカバーする方法

「テントにスカートがついてないから冬キャンプは無理」
たしかに、そう言いたくなる気持ちは分かります。
ただ、北海道の豪雪地帯には雪という最強の断熱材があります。
その雪を幕の隙間に盛って埋めてしまえば、ある程度は冷気を遮断することも可能です。
とはいえ、出入り口だけは雪で埋めるわけにもいきません。
そこから冷気が入り込んでくるので、やっぱりスカート付きの幕の方が圧倒的にラクです。
実際、スカート無し幕で冬キャンプしたときはストレスでした↓
冬キャンプの靴は2足あると超快適(外用ブーツ+テント内サンダル)
冬キャンプで意外とダメージが大きいのが、足元の冷えです。
どれだけ幕内を暖めても、足がキンキンに冷えていると一気にテンションが下がります。
さらに、
しっかりした防寒ブーツは暖かい反面、脱ぎ履きがちょっと面倒という弱点もあります。
そこでおすすめなのが、
- 外行動用の完全防寒ブーツ
- 幕内〜トイレ用の冬用サンダル
という 靴2足体制 です。
外行動用:完全防寒ブーツ

外での雪遊びや設営・撤収時は、くるぶしより上まで覆ってくれる防寒ブーツが安心です。
- 雪が靴の中に入りにくい
- 中綿入りでとにかく暖かい
- ソールもしっかりしていて滑りにくい
ワークマンなどにも似たような冬靴はありますが、わたしの場合は 2シーズン目で破れてしまいました…。
冬キャンプで長く使うことを考えると、THE NORTH FACE や Columbia などのアウトドアブランドのブーツを選んでおくと安心感が違います。
幕内・トイレ用:冬用サンダルがあると神
一方で、完全防寒ブーツは脱ぎ履きがちょっとしたストレスになります。
- 夜中にトイレで起きたとき
- ちょっと炊事場まで行きたいとき
- 幕内と外を何度も出入りするとき
こういう場面で毎回ブーツを履くのは、正直かなりめんどくさいです。
そこで活躍するのが、冬用のあったかサンダル。

- サッと履けてサッと脱げる
- 足首までは出るけど、インナーや靴下で調整すれば十分暖かい
- お座敷スタイルのサイトとの相性が最高
我が家は夫婦で Columbia の冬用サンダルを愛用していますが、「なんだかんだでキャンプ以外でもずっと履いてるよね」というくらい、出番が多いです。
子どもの靴は「サンダル無し」で完全防寒一択

子ども用に関しては、冬用サンダルは基本いりません。
- サンダルだと高確率で雪を入れる
- 上手に履きこなせず、靴の中を濡らしてしまうリスク大
- 一度濡れた靴での冬キャンプは、ほぼ地獄
なので、子どもは しっかりした防寒ブーツ一択でOKです。
雪の中でもガンガン遊べるようなモデルを選んであげましょう。
まとめ

−20℃クラスの冬キャンプを家族で楽しむなら、まずはこの3本柱を押さえておきましょう。
- 石油ストーブか薪ストーブを2台。
- 就寝に備えて電源の確保。
- 湯たんぽと電気毛布、エアーマットに毛布が複数
この3つが揃っていれば、「とりあえず無事に寝れるライン」にはしっかり乗ってきます。
「今年は家族で冬キャンプにいこう!」
「お前1人でいけ」
と言われたら、とりあえず1人で下見がてら行ってきましょう。
その経験を持ち帰って、次こそ家族みんなで−20℃の冬キャンプデビューを狙ってください。















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