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【レビュー】リビングシェルロングProは初心者から買うべき。

2024年10月4日

こんにちは。頭の中がキャンプとブログの事ばかりで、たまに嫁さんにキレられるはんみおです。

ついに買いました。

リビングシェルロングPro

以前に、
「リビングシェルロングProが欲しい件」

というタイトルでリビングシェルロングProについてレビューしていましたが、買ってしまったので、大幅に記事をリライトさせていただきました。

って事で、リビングシェルロングProについて徹底レビューして参ります。

そもそも「Pro」とは

ヘビーキャンパーの為に、こだわり抜かれた超オーバースペックである、スノーピークのPro幕。

遮光性や耐久性、撥水性能はもちろんの事、エントリータイプの幕に比べて、高性能で高機能です。

現在スノーピークで市販されているPro幕は5つ。

シェルター代表の、リビングシェルロングPro

タープ代表の、ヘキサエヴォPro

テント代表の、ランドブリーズPro

コンパクトシェルター、ゼイズPro

規格外シェルターの、リゲルPro

その他にも廃盤品となったPro幕や、雪峰祭限定のPro幕など、スノーピーク好きには黙っていられない幕ばかりです。

ただ、雪峰祭限定幕や廃盤幕は、転売で高価に売られている事が多い為、オークションでの購入は、よく検討をした方が良いです。

最初に購入しても絶対に後悔は無い

「スノーピークの幕は気になっているが、いきなりPro幕はちょっと…」

っと思っている方も多いはず。

我が家もそうでした。

最初にPro幕を所有する事に抵抗を感じた為、エントリーパックTSを購入しました。

ですが、
今思えば1番最初にリビングシェルロングProを購入していたら、間違いなくエントリーパックTSを購入してはいなかったでしょう。

まあ、エントリーパックTSは個人的に好きな幕だったので、後悔は無いのですが…。(と自分に言い聞かす)

どうであれ、私がここで声を大にして伝えたいのは、

「Pro」はベテランが使うから「Pro」なのでは無いという事です。

リビングシェルロングProは、初心者が一番最初に購入しても、絶対に後悔はありません。

以下では、「リビングシェルロングPro」を「リビロン」と書かせていただきます。書き手も、読み手も面倒なので…)

設営が大変という先入観

「Proだから設営は大変なんでしょ?」

いいえ、全く違います。

めちゃくちゃ簡単です。

スノーピークのエントリーラインであるメッシュシェルターと比べた結果、リビロンと大差ないです。

と言うよりも、個人的にリビロンの方が設営が楽に感じました。

もちろん、
一人で設営ができる上に、全く力も必要としません。

嫁さんも、
「これなら、私1人でも設営できそう」

との事。

リビロンの設営に関しては、以下で詳しく説明しています。

高すぎるから買わないという選択

「にしても高価すぎる!」

それは間違いないです。

リビロンは、オプションも全て買い揃えると、約¥350,000にもなります。

初心者が手を出すような金額では無いのですが、ここで尻込みをしてエントリーラインの幕を購入してしまうと、後になってからPro幕が欲しくなる病気に陥ります。

「キャンプにハマった!これからキャンプをしまくる!」

と誓うなら、絶対リビロンを先に買っておいた方が良いです。

のちに待ち受ける病気の治療費が、安く済むかと思います。

スペック

長くキャンプをするには、リビロンは最強のスペックを持っています。

耐水圧

ルーフ部は3,000mmミニマム、ウォール部は1,800mmミニマムの耐水圧。

大雨でも、まずもって浸水する事はない充分すぎるスペックです。

遮光性

UVカット加工はもちろんの事、ルーフ部は遮光ピグメントPUコーティングが施されており、生地を通す光を軽減し、加工が施されていないタープよりも体感温度を低くします。

エントリーラインには無いスペックです。

重さ

18.6kg…。

幕がしっかりしているゆえに、重いです。

新品購入時は、幕本体のケース内にポールケースごと収納されていますが、ポールと幕本体の収納ケースは別々に持ち運べます。

よって、
18.6kgからポール分の重さを引いた分だけ、別で持ち運びが可能です。

それでも幕本体は重いです…。

大きさ

「デカい!」

っと感じる方もいるかもしれませんが、4人家族の我が家からしたら丁度良いサイズ感。

と言うのも、我が家はスノーピークのランドステーションLを所有している為、これより小さいサイズのシェルターに対して「デカい!」と感じなくなりました。

オプション

リビロンを購入しても、インナールーム、グランドシート、インナーマット、シールドルーフは付属でついてきません。

ただでさえ高価な幕なのに、このオプションを全て買い揃えたら30万越えです。

まず幕本体だけ購入して、必要に応じてオプションは買い揃えた方が良いかと…。

また、
グランドシートは写っていませんが、オプションを揃えたらまあまあな荷物量になります。

インナールーム

出典:スノーピーク

子供が2人いる4人家族には、丁度良い広さ。

大人4人でギリギリといった感じです。

外から見ると、

この空間がインナールームの位置になります。

インナールーム内には、あると便利なポケットが左右に2ヵ所。

大型のメッシュも4面完備しており、通気性に関しても申し分はないです。

ボトム部の耐水圧においては10,000mmミニマム にもなるので、地面が水溜りにでもなってない限り、まず浸水する心配はほぼ無いでしょう。

ちなみに、
DODのエアーマット、ソトネノキワミLとMがぴったり合います。

インナールーム内は台形型なのでデットスペースが生まれますが、そこに着替えや予備の毛布が置けるので、むしろ便利です。

設営

設営に関してはむちゃくちゃ簡単です。

トグルを8箇所、本体幕の設営に使用したペグに、ループやフックを4箇所かけるだけ。

これ以上の説明は不要です。

約5分で終わります。

もう少しインナールームについて知りたい方は、以下のリンクででご紹介しています。

グランドシート

インナールームのボトム部の耐水圧は10,000mmミニマムもありますが、地面に直置きだとインナールームの底を傷めてしまいます。

ブルーシートなどでも代用は出来ますが、インナールーム専用のグランドシートを購入すれば、インナールームのサイズに合わせて、ブルーシートを折り畳む必要もありません。

インナーマット

インナールーム内に敷くクッション性のあるマット。

ですが、エアーマットに比べたら間違いなく寝心地は悪いです。

インナーマットを購入するより、エアーマットの購入を勧めます。

スノーピークのエアーマット、キャンピングマット2.5wであれば3つ並べて丁度良いくらいです。

インナーマットの効果については、以下で紹介しています↓

シールドルーフ

本体にはシールド加工を施していますが、シールドルーフを活用することで日差しからの影響を抑え、室内温度の上昇や結露を軽減してくれます。

ただ、これの取り付けが結構大変。

リビロンは高さがある為、一人で取り付けるとなると苦戦する上に、シールドルーフについてる紐やフックがあちこちに引っかかってまあまあなストレスになります。

とは言え、
素晴らしい取り付け方法があるのでご安心を↓

リビロンの魅力

所有して感じることは、デメリットはほぼ無いです。

「デメリットを絞り出せ!」と言われても初期投資が大きいのと、フロントパネルを跳ね上げた際に、ジッパー部から雨漏りがする事くらいでしょうか。

まあ、贅沢な悩みです。

快適過ぎる空間

インナールームを設置しても4人家族なら、狭過ぎず広過ぎずという丁度良い空間です。

インナールームを外せば、大人8人でも広々とした宴開幕として利用ができます。

入り口は3箇所。

フロントパネルと、サイドからの出入りが可能です。

また、フロントパネル側1箇所と、サイド左右の2箇所にLEDをひっかけれます。

これで夜間は充分に明るいです。

もちろん、インナールーム内にもLEDをかける事が可能ですし、インナールームを取り外した状態でも、インナールームを取り付けるトグル部にLEDをかける事もできます。

この時は、インナールームのトグルを一部外して、吊り下げ式のファンをかけています。

連結ができる

「リビング部をもっと広くして寝泊まりしたい!」

となれば、スノーピークのアメニティドーム、ドックドームPro.6の連結が可能。

全長がかなり長くなるので、連結の際はキャンプサイトの広さ確認は必須です。

ちなみに、連結部はこんな感じ。

連結をしなければ、この部分もメッシュにする事が可能です。

サイドウォールが最強

フロントパネルを跳ね上げた際に、サイドウォールがあるのもまた魅力の一つ。

これにより、さらに幕内のスペースを広く確保する事が可能。

横殴りの雨でも、自身もギアも濡らす事がない素晴らしい設計です。

しかも、
この190cmのアップライトポール2本と、それに使用するロープがリビロンに付属なのが嬉しい点。

また、サイドウォール部をタープとして使用することもできるので、天候やシーンに合わせて設営バリエーションを変更することも出来ます。

様々な設営スタイルに対応できるよう、フロントパネル部のジッパーは3つ付いています。

通気性が最強

これの魅力はなんと言ってもメッシュの数。

遮光性と通気性に関しては、最強と言っても良いでしょう。

風に強いフレームワーク

この交差した、AフレームとCフレームが強風を耐え抜きます。

ガイロープさえしっかり張れば、強風でも抜群の安定感です。

悪天候でもキャンプしまくりたい方にはピッタリのシェルターでしょう。

ですが、強風下での設営・撤収には注意が必要です。

冬キャンプに丁度良い

冬にも快適なキャンプがしたい我が家にとっては、スカート付きで、ほど良い広さのシェルターが欲しい。

広すぎると石油ストーブの熱が幕全体にいきわたらなく、狭いと4人家族には不便でならない。

そんな我が家に、ピッタリな冬用の幕がリビロン。

ストーブ2台を使用すれば、外気温がマイナス10℃でも幕内はプラス20℃にすることが出来ました。

てか、かっこいい

機能や快適性も申し分ない上に、もうカッコ良すぎる!

ロープもPro仕様。

リビロンのジッパーは、アスタリスクマーク仕様。

使用上に全くメリットはありませんが、ちょっとしたこのワンポイントがスノーピークファンの心をくすぐります。

ちなみにオプションのインナールームのジッパーもアスタリスクマークです。

アイボリーラインもあり

リビロンには、アイボリーラインもあります。

高級感が増して、キャンプサイトで映えまくります。

まあ、アイボリー故のデメリットも存在はしますが…。

リビングシェルもあり

「リビロン欲しい!だけどウチにはちょっと大きい…」

って方は、リビングシェルがあります。

ただ、サイドウォールが無く、メッシュの数も限られてしまいます。

リビロンに比べて幕の厚さも薄くはなりますが、その分軽いのがメリット。

インナールームを設置した場合、リビングの広さとしては2人でもちょっとキツめです。

また、
リビングシェルにも、新たにアイボリーラインが販売されています。

まとめ

リビングシェルロングProは、初心者でも簡単に扱えます。

最初に手を出すには、なかなか勇気のいる金額ではありますが、所有後は絶対に後悔はありません。

“いつかはリビロン"ではなく、"いまからリビロン"に考えを変えましょう。

ちなみに、我が家のレイアウトもご紹介しています。